「脱毛したら脇汗が多くなった気がする・・・」
「脇汗が気になる場合は脱毛はしないほうがいい?」
このような悩みや疑問をお持ちではありませんか?
今回は、脇汗の仕組みについてわかりやすく解説しますね。
そもそも脇汗とは?
人間の身体は体温を一定に保つために汗をかきます。
そして体温調節を担っているのは、脳の視床下部。
気温が高くなったり、運動をしたりして、体温が上がったのがわかった瞬間、脳が汗腺に汗を出せと指令を下します。
すると脇の下など汗腺がある部分から汗が出るのです。
緊張したりすると、ストレスを感じたりすると脇の下から汗が出ることもありますよね。
私もドキドキするとよく脇汗をかきます(汗・・・)
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺がある
汗腺(かんせん)は、真皮深層から皮下組織に埋まっている、汗をかくためのの器官です。
汗腺は主に2種類あります。
それぞれ汗の性質や汗を出す仕組みが異なります。
特にアポクリン汗腺は脇の下に多く分布しており、ニオイのもととなる成分を多く含んでいます。
・エクリン汗腺・・・体温調節・精神的発汗で無臭
・アポクリン汗腺・・・わきがの原因となる場合もあり、刺激臭
脱毛すると脇汗が増える?
巷では、そのような話もでていますが、脱毛が汗腺に影響を及ぼすという医学的な根拠は、今のところ存在しません。
それでは、脱毛をするとなぜ脇汗が増えたと感じるのか?
理由としては下記の3つが考えられます。
1.脇毛がなくなったことで、汗が流れやすくなった
腋毛があったことで、汗は脇毛にまとわりつくので、脇汗が流れ落ちることはなかったはずです。
流れ落ちる感覚が明確になるので、脇汗が増えたと感じるものと思われます。
2.脱毛したことで脇に意識がいきやすくなっている
脇脱毛を開始すると、徐々に毛が薄くなることに嬉しさを感じるため、脇の下に意識がいきやすくなり、汗を感じやすくなっていると考えます。
3.一時的な脱毛後多汗症の可能性も
脱毛によって脇汗が増えることはありません。
なぜなら、光脱毛も医療脱毛も毛母細胞はバルジ領域に対して働きかけるものであり、汗腺に直接作用するものではないからです。
しかし、中には「脱毛多汗症」と呼ばれる症状もあるようです。
脱毛多汗症は医学的に証明されているわけではありませんが、一時的なものなのでほとんどの場合は自然に治ると言われています。
脇汗が気になったらセルフケア
どうしても脇汗が気になるときは、セルフケアをおすすめします。
ここでは主なセルフケアをいくつかご紹介します。
1.汗拭きシートを持ち歩き、気になったら拭き取る
市販されている汗拭きシートもいろんな種類があり、選ぶのも楽しいですよね。
2.制汗剤を使用する
市販されている制汗剤は、パウダーを配合していることも多く、使用後はサラサラしてテンションも上がりますよね。
ただ、汗を汗拭きシートでふき取ってから、制汗剤を使用するのが効果もアップするので、お勧めです。
3.汗取りパッドを使用する
脇の下に直接貼り付けたり、服の脇部分に貼り付けたりするものもありますが、服に汗ジミをつくのを防げますし、服が濡れて不快感をおぼえずにすみます。
4.ゆったりした服を選ぶ
脇の下に余裕がある服を選べば、通気性が良くなり、脇汗が気になるというストレスも軽減されるかもしれません。
まとめ
このように、脱毛によって脇汗が多くなるという医学的な根拠は、いまのところ認められていません。
しかし、せっかく脇脱毛でツルツルになったので、できるだけストレスフリーで快適に暮していきたいですよね。
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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